「進路調整」というシステム
2023/03/04
「進路調整」というシステム(続き)
昨日書いた内容の続きとなりますが、他県では、それらの高校と同レベル又は、少し低いレベルの私立高校があり、たいていの受験生は本命の公立高校を受ける前に、それらの私立高校を、いわゆる「滑り止め」として受験します。
その合格通知を持った上で、最も行きたい高校に志願するので、中学校側は受験生の意志を尊重し、気持ちよく送り出す事ができるのです。
しかし、徳島には、前途のように私立高校がほとんど無く、各高校の受験に失敗した生徒が、納得して通えるような環境が整っておりません。
その為、高校受験では、極力「安全」な志望校選択が強いられるのです。
つまり、生徒が「行きたい」高校に学力が届いていない場合、「入れる」高校を中学校側から強く勧められるということです。
これが「進路調整」のシステムです。