進路調整におけるメリット・デメリット

前回、「進路調整」について話しましたが、今回はその続きです。

メリットは全体としての不合格者数が減らせられるです。

前回、話した通り、他県ならともかく、徳島県で公立高校に落ちることは、本人にとっても保護者にとっても非常に大きな痛手となります。そこで、中学校側は高校に落ちる「リスク」と、志望校を下げる「ダメージ」を秤にかけて、後者を選んでいるのです。

　しかし、本当に「行きたい」高校に挑戦する事が出来ず、学力に合った「入れる」高校に入った生徒は「明るく」「楽しい」高校生活を送れるものでしょうか。前向きに学習に取り組み、大学を目指せるでしょうか。

本来、自由に選択できるはずの「志望校」を、他人の思惑(それがどれだけ正しいモノにしても)によって決められる。これをデメリットと言わず何と言うべきでしょう。

　当塾は、実際に受験をして高校に落ちるのも、「調整」によって志望校のランクを下げられるのも等しく「受験に失敗した。」と考えます。なので、毎年、３月には、これから中３になって、受験と戦う前に、しっかり志望校を決めてもらい、その高校を目指すには、どれだけの点数が必要で、どれだけの勉強をするべきかを話します。

志望校に受かる事が、どれだけ素晴らしい事かを共に。